小児喘息においては、子ども自身が「息が苦しい」と言葉で正確に訴えられないケースが多いため、保護者の観察力が命を守る鍵を握ります。泣き叫んでいるからと抱き起こさずに寝かしつけようとしたり、「単なる風邪の咳だろう」と様子見を続けたりすることは危険なNG対応です。
小児の発作時は、機嫌が悪くなり横になるのを嫌がる、呼吸に合わせて胸やお腹が激しくペコペコと上下する、小鼻がピクピク膨らむ(鼻翼呼吸)といったサインが現れます。また、受動喫煙は子どもの気道炎症を劇的に悪化させるため、同居家族の室内喫煙・ベランダ喫煙は根絶しなければなりません。
小児喘息の多くは成長とともに改善(寛解)する可能性がありますが、そのためには幼少期にしっかりと気道の炎症を抑え込み、発作を繰り返させない適切な維持療法を継続することが不可欠です。