里中満智子氏の功績は、一人の漫画家の枠を大きく超えています。長年にわたり公益社団法人日本漫画家協会の要職(元理事長、現常任理事)を務め、海賊版サイト対策やデジタルアーカイブ化など、業界全体の地位向上に大きく寄与してきました。
また、大阪芸術大学においてはキャラクター造形学科の教授・学科長として教壇に立ち、プロを目指す若者たちに技術のみならず「表現者としての倫理と覚悟」を直接指導。同大学からは数多くのプロ漫画家やイラストレーターが巣立っています。
これらの多大な功績が認められ、2006年の紫綬褒章に続き、2023年には漫画界の発展に寄与した功労として文化功労者に選出されました。名実ともに日本を代表する文化の守り手として、その存在感は揺るぎないものとなっています。