産卵木の下処理が完了したら、いよいよ飼育ケース内へのセットアップです。大手昆虫用品ブランド「月夜野きのこ園」の検証でも示されている通り、オオクワガタの産卵セットには通気性と保湿性を高いレベルで両立できる飼育ケース(中型〜大型、コバエシャッターLサイズ推奨)を使用することが推奨されます。狭いケースでは材とケース壁面の間にメスが挟まり、ストレスから産卵意欲を減退させるためです。
オオクワガタ爆産セット組み方の基本ステップは以下の通りです。
1. 底マットの硬詰め:ケース底部に微粒子発酵マットまたは産卵用埋め込みマットを投入し、すりこぎ棒やプレス器で深さ3〜5cmほどカチカチに押し固めます。この底部の硬詰め層にもメスは好んで産卵します。
2. 産卵木の配置:下処理を施した産卵木を1〜2本、横向きに配置します。材同士の間隔は指2本分ほど空けます。
3. 埋め込み処理:産卵木の周囲をふんわりとしたマットで埋め戻します。材の露出度は「半分埋める(半埋め)」または「上部がわずかに見える程度(7割埋め)」が理想的です。完全に外気に触れさせると乾燥し、完全に深く埋めすぎると通気性が低下します。
4. 転倒防止材とゼリーの配置:転倒したメスが起き上がれずに体力を消耗死する事故を防ぐため、ハスクチップや樹皮をマット表面に敷き詰めます。高タンパク・プロテイン配合の高栄養ゼリーを常に切らさないようセットします。
セット完了後は、直射日光とエアコンの直風を完全に避け、23℃〜25℃の暗所に静置します。日々の霧吹きは過剰な湿気を呼びカビを誘発するため、基本的に不要です。ケース側面に水滴がうっすら付着する程度の湿度環境をキープします。