東京の超高層マンションバブルは依然として高水準を維持している。しかし、息苦しい都心の喧騒から逃れたい層にとって、品川まで電車で約1時間という逗子の距離感は絶妙だ。平日は都心のオフィスやコワーキングスペースへ、週末は逗子マリーナでヨットを楽しむ。そんな二拠点生活のハブとして機能している。
単なる週末の避暑地として片付けるには、あまりにも生活のインフラが整いすぎている。ここは「日常を暮らす場所」だ。リモートワークが完全に定着した現在、週の半分をこの静寂の中で過ごす価値は、都心のタワマンの最上階を所有すること以上の意味を持っている。