記憶に深く刻まれている人気商品でありながら、なぜ店頭から忽然と姿を消してしまったのでしょうか。メーカーへの取材記録や当時の公式発表から、その決定的な舞台裏が浮き彫りになっています。
森永乳業の「ダブルソーダ」が約34年の歴史に幕を下ろしたのは、2017年3月末のことでした。公式発表資料および当時の森永乳業広報への取材によると、ダブルソーダ 販売終了 理由の核心は「アイス市場全体の多様化と、長引く販売容量・需要の減少」にありました。少子化の進行によって子ども同士がアイスを分け合うシチュエーション自体が減少し、同時に大人の単身消費や濃厚でリッチな高単価スイーツアイスへ消費者の嗜好がシフトした結果、ピーク時と比べて出荷数が大幅に落ち込んでいた事実が明らかになっています。
一方、ポッキンアイスの象徴だった前田産業の「チューペット」が姿を消したのは、さらに遡る2009年です。チューペット 生産終了 なぜという問いの答えは、単純な人気低迷ではなく突発的な製造トラブルと採算ラインにありました。2009年5月、生産工程上の設備不具合から一部商品にカビが混入する恐れが生じ、自主回収を実施。その後、生産設備の全面的な更新・改修に多額の投資が必要となったものの、激しい価格競争にさらされていた1本数十円の駄菓子単価では費用回収が極めて困難と経営判断され、同年秋に事業撤退・生産終了が決定しました。