首都の儀礼用正式名称は、サンスクリット語とパーリ語に由来する神聖な仏教的・王権的語彙を連ねた詩文のような構成になっています。タイ語 正式名称 カタカナ表記とバンコク正式名称 全文の和訳は以下の通りです。
バンコクの正式名称(カタカナ転写)
クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャターニー・ブリーロム・ウドムラーチャニウェート・マハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカム・プラシット
全文の日本語対訳(現代語意訳)
「インドラ神がヴィシュヌカルマ神に命じてお造りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように美しく愛らしい、歓喜に満ちた、インドラ神の不滅の宝玉(エメラルド仏)が鎮座する、いかなる敵にも征服されない偉大な都市、帝釈天の永遠の都、天使の首都」
冒頭の「クルンテープ 意味」は「天使の都(クルン=都、テープ=天使・神)」を指し、これに「マハーナコーン(大都市)」が続きます。街そのものを神格化し、王都としての繁栄と不可侵の神聖さを祈念した壮大な祝詞そのものが都市名になっているのです。