タコライスの起源を語る上で外せないのが、1984年に金武町で創業した「パーラー千里(せんり)」の存在です。創業者である儀保松三氏が「米軍基地の若い兵士たちに、安くて満腹になる美味いものを腹いっぱい食べさせたい」という想いから考案したのが、ご飯の上にタコスの具材を乗せたタコライスでした。
その後、チェーン展開とブランド確立のために誕生したのが「キングタコス」です。惜しまれつつ閉店したパーラー千里の魂と元祖の味は、現在この金武本店へと完全に受け継がれています。米軍基地キャンプ・ハンセンの目の前という立地も手伝い、店内外には独特のオールドアメリカンな熱気が漂っており、単なる食事処を超えた“カルチャーの聖地”として特別な存在感を放っています。