遠野なぎこさんの闘病において、最も過酷だった局面の一つが「摂食障害」と「アルコール依存」のクロスアディクション(交差依存)です。摂食障害による低栄養状態のなかでアルコールを摂取すると、肝臓をはじめとする内臓への負担は通常時の数倍に跳ね上がります。
過去には、心身のバランスを著しく崩して緊急入院を余儀なくされた経緯もありました。報道や本人の証言によれば、自宅で倒れて救急搬送された経験や、精神的疲弊から日常生活を送ることが困難になり、専門の医療機関で療養生活を送った期間が存在します。
バラエティ番組で見せていた奔放で過激なキャラクターは、時に彼女自身の防衛反応でもありました。周囲の期待に応えようとする過剰適応と、内面の崩壊寸前の精神状態とのギャップが、番組出演時の言動や急激な体重減少となって表出していたと分析できます。