認知症ケア専門士は意味ない?受験資格と合格率の真実【2026最新】

認知症ケア専門士は意味ない?受験資格と合格率の真実【2026最新】

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晴れて試験に合格しても、そこで終わりではないのが認知症ケア専門士の最大の特徴です。本資格は「生涯学習の継続」を理念に掲げており、認定期間である5年間で合計30単位以上を取得して資格更新を行うことが義務付けられています。更新を行わなかった場合、資格は失効します。

この更新要件こそが、ネット上で「維持費がかかって意味がない」と揶揄される主な要因です。単位を取得するためには、日本認知症ケア学会が主催する全国大会(年次大会)への参加、学会誌への論文投稿、公式eラーニング講座の受講、地域部会が主催するセミナーへの出席などが必要です。遠方の学会に現地参加する場合、参加費(数千円〜1万円程度)に加えて交通費や宿泊費が発生し、数万円単位の出費となることも珍しくありません。

しかし、近年のオンライン化によってこの状況は激変しました。学会が提供する公式eラーニング研修を計画的に受講すれば、自宅にいながら低コストで必要な単位をほぼ揃えることが可能になっています。「毎年6単位ずつコツコツ取得する」「学会の地方セミナーをオンライン視聴する」といった運用を確立すれば、多忙な現場スタッフでも無理なく資格を維持できます。

さらに、専門士として十分な実績を積み、更新を重ねた先には上級認知症ケア専門士への道が開かれています。上級専門士は、単に目の前の利用者をケアするだけでなく、施設内外のケアワーカーに対するスーパーバイズや指導、倫理的課題の解決をリードする最高峰のポジションです。地域医療構想が進む中、自治体や医療法人における指導者層としてのプレゼンスは極めて高く、確固たるキャリアの差別化につながります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。