Q1:中袋の裏側にお札の肖像画が向いていれば、上下は気にしなくてもよいですか?
A1:いいえ、上下も厳密に決まっています。肖像画が裏を向いているだけでなく、中袋を覗いたときに肖像画が一番奥(底)になるように入れるのが正式な作法です。「顔を伏せる」と同時に「涙を落とす・不幸を沈める」意味があるため、上下・表裏の双方が揃って初めて正しい入れ方となります。
Q2:キャッシュレスや新紙幣発行が進んだ2026年現在でも、新札はやはり失礼になりますか?
A2:ATMの普及により新札を手にする機会が増えた現代でも、約半数の遺族や親族は「新札そのまま」に対して違和感を覚えます。不要な誤解を避けるため、手元にある新札を中央で一度山折りにして軽い折り目をつけ、手で伸ばしてから包むのが現場で推奨される最も無難な対応です。
Q3:中袋に封をする際、のり付け(封かん)は必要ですか?
A3:市販の中袋に「〆」や印刷された封印マークがある場合や、シールが付属している場合を除き、原則としてのり付けは不要です。葬儀受付では中身の金額と中袋の記載額が一致しているかをその場で開けて確認・集計するため、固くのり付けされていると受付係の確認作業の妨げになってしまいます。のり付けしなくてもマナー違反にはなりません。
Q4:連名で香典を包む場合、お札の向きや中袋の書き方はどう変わりますか?
A4:お札の向き(裏向き・肖像画が下)や複数枚の揃え方は、個人で包む場合と全く同じです。連名の場合は中袋の表に合計金額を書き、裏面に代表者の住所・氏名を記載した上で、全員の氏名と個別の包み金額を別紙(白い便箋等)に明記して同封するのが受付側の事務処理を助ける親切な方法です。