私たちが普段口にしている調味料がどれほど強烈な数値を持っているかは、国が定めるガイドラインと照らし合わせることで鮮明になります。厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準」において定められた1日の塩分摂取基準は以下の通りです。
・成人男性:7.5g未満 / 日
・成人女性:6.5g未満 / 日
・高血圧・慢性腎臓病の重症化予防:男女とも6.0g未満 / 日
・WHO(世界保健機関)推奨値:5.0g未満 / 日
この厚生労働省目標量と比較すると、濃口醤油大さじ1杯の塩分2.6gは、女性の1日の上限枠のちょうど40%を占める計算になります。朝食の目玉焼きに醤油を回しかけ、昼にラーメンやうどんのスープを飲み、夜に煮物や刺身を食べれば、1日の摂取量は容易に10g〜11gを超過します。
国民健康・栄養調査の最新動向でも、日本人の平均塩分摂取量は依然として9g台後半から10g前後を推移しており、目標値との間に大きな乖離が存在します。自炊をしていても「大さじ1杯の塩分インパクト」を認識できていないことが、過剰摂取を招く主原因となっています。