メダカの卵を見つけたら放置Ng!生存率を9割に導く隔離と育成術

メダカの卵を見つけたら放置Ng!生存率を9割に導く隔離と育成術

メダカの卵を見つけたら放置Ng!生存率を9割に導く隔離と育成術の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。

隔離を行う際、もっとも重要となる作業が「有精卵」と「無精卵」の確実な選別です。産卵床や水草から卵を回収した際、無精卵が混ざったまま密閉容器に入れると、そこから発生した綿状の水カビが健康な有精卵にまで瞬く間に燃え移り、すべての卵を窒息死させてしまいます。

「卵を素手で触ると潰れてしまうのでは」と恐れる飼育者が大半ですが、実は健康な有精卵は驚くほど頑丈な構造をしています。有精卵と無精卵の見分け方には、明確な物理的・視覚的境界線が存在します。

項目有精卵(受精に成功した健全卵)無精卵(未受精または死卵)編集部の見解・評価指でつまんだ時の硬度非常に硬く、指先で強めに転がしても潰れない弾力性柔らかく、触れると簡単にペチャッと潰れて破裂する指先で転がして潰れないものだけを残す選別が最速かつ確実透明度と内部状態高い透明感があり、微細な油滴や内部組織が澄んで見える白く濁っており、全体がミルキーまたは不透明な黄白色受精後2〜3日で目玉(黒い点)が確認できれば100%有精卵水カビ耐性と菌の吸着受精膜による強力な生体防御機構でカビを寄せ付けない防御膜が機能しておらず、1〜2日で白い毛(水カビ)に覆われるカビが生えた卵は直ちにスポイトやピンセットで完全除去が鉄則薬浴(色素)染色試験メチレンブルー液に浸しても青く染まらず透明を維持外膜が死滅しているため、青い色素を吸収して真っ青に染まる肉眼で見極めにくい場合は染色テストによる一括判定が有効

実践的なメダカ産卵床からの卵の取り方としては、セリアやダイソー等の100円ショップでも手に入る研磨剤なしのタワシや産卵草から、卵を指で優しくつまみ取る作業が基本です。卵の表面には他の水草に絡みつくための「付着糸」と呼ばれる粘着性の糸が無数に伸びています。手のひらや清潔なキッチンペーパーの上で卵同士を優しくコロコロと転がすことで、この付着糸を絡め取って一粒ずつ分離(クリーニング)させます。バラバラにすることで酸素の行き渡りが均一になり、孵化率が劇的に跳ね上がります。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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