「ブランチ」という単語には、大きく分けてIT領域、飲食・ライフスタイル、ビジネス・組織構造という3つの代表的な用法が存在します。どれも日常的に定着している言葉ですが、その発祥と意味の成り立ちは明確に分かれています。
まず、英語の綴りとして「branch」と書くものは「植物の木の枝」や「川の支流」を原義としています。太い幹から細い枝が分岐していく様子になぞらえ、組織の「支店・支社」や、ITシステムにおける「履歴の分岐」を指す言葉として広まりました。一方で、食事を指すブランチは「brunch」と綴り、朝食を意味するBreakfastと昼食を意味するLunchを組み合わせた混成語(カバン語)です。1895年にイギリスの作家ガイ・バーリンジャーが日曜日の朝に提唱したライフスタイルが発端とされています。