栽培の成否を分ける第一関門は、植え付け時期の見極めです。じゃがいもには「春植え」と「秋植え」の2つのシーズンが存在し、それぞれ気候条件に応じた戦略が求められます。
春の植え付け時期は、関東以西の中間地で2月下旬〜3月下旬が適期です。寒冷地では霜の心配がなくなる4月下旬〜5月中旬へとシフトします。地温が10℃以上に安定したタイミングで植えることで、発芽がスムーズに進み、腐敗リスクを劇的に抑えられます。
一方、秋植えの育て方では、残暑が残る8月下旬〜9月中旬が勝負どころです。秋は地温が高く種芋が腐りやすいため、切断せずに小粒の種芋を丸ごと植え付けるのが鉄則です。また、生育期間が短いため、「デジマ」「ニシユタカ」「アンデスレッド」など、休眠期間が短く肥大スピードが速い秋植え用品種を選ぶ必要があります。