ネット上の情報には一部誤解や古い記述が混在しているため、正確な現状を把握しておくことが重要です。
最大の盲点は、同館を「単なるレトロなローカル水族館」と誤認してしまうことです。観音崎自然博物館の本質は、海から森までの広大な生態系を調査・保全する総合自然史博物館です。東京湾口部の海洋生物だけでなく、三浦半島に生息する昆虫、植物、両生類・爬虫類の標本や生体も網羅的に展示されています。
また、「施設が古い=見るべきものが少ない」という短絡的な先入観も事実と異なります。館内の随所に専門研究員による最新の調査レポートが手書き混じりで掲示されており、学術論文に匹敵する知見が分かりやすく噛み砕かれています。近年ではウミガメの保護活動や希少魚類の繁殖研究など、全国規模の環境保全ネットワークの一翼を担う重要拠点として機能しています。