発端は、ストリーミングプラットフォーム各社による過去の名作アーカイブ囲い込みの過熱だった。アニメーション産業の勢力図が激変するなか、NetflixとAmazon Prime Videoが本作のグローバルな配信権を巡って熾烈な入札劇を繰り広げているとの報が、ハリウッド周辺の配給関係者から飛び交っている。
単なるクラシック作品の棚卸しではない。北米のZ世代を中心に、80年代レトロアニメのサイケデリックな色彩や叙情性が「未踏の刺激」として再評価されている背景がある。海外の映画配給ルートでは追いきれなかった幻のインターナショナル版マスターテープが倉庫から発掘されたという噂も、プラットフォーマー各社の競争心に火をつけた。権利元へのアプローチはすでに最終段階に入っていると見られ、早ければ年内にも大型契約の締結が公表される見通しだ。