SNS上では日々、丸亀製麺の「裏ワザ」と称した過剰なカスタマイズ情報が拡散されています。しかし、現場のオペレーションや店舗設備を客観的に観察すると、ネットの噂と現場の実態には明確なギャップが存在します。
最大の誤解は、「すべての店舗で熱いかけだしが注ぎ放題である」という思い込みです。店内中央にだしサーバーが設置されているセルフ配膳店では、無料薬味だしアレンジを自由に楽しめますが、ショッピングモールのフードコート店や一部の小型路面店ではだしサーバーが存在しません。そうした店舗でだしを希望する場合、提供口のスタッフに「だしを多めにしてください」と口頭で申し出る必要があります。
また、青ねぎ・天かす・おろし生姜・すりごま・香川県産醸造酢といった無料薬味の利用においても、マナーと節度の境界線が問われています。フードジャーナリズムの観点から推奨できる、店舗公認のスマートな絶品アレンジは以下の3パターンです。
① 濃厚ポタージュ風つけ汁
釜揚げうどんのつけだしに、すりごまをレンゲ2杯分、おろし生姜を少々、青ねぎを投入。麺湯の微弱なとろみとごまの油分が乳化し、担々麺を彷彿とさせる芳醇なコクが生まれます。
② 出汁茶漬け風〆(しめ)ご飯
天丼用ごはん(または白ごはん)に、無料の青ねぎと天かすを散らし、だしサーバーから熱々のかけだしを注ぎ入れます。仕上げに卓上の「やきとり用七味」をひと振りすれば、100円台で満足度の高い上品な天茶漬けが完成します。
③ さっぱり冷やし生姜だし
冷たいぶっかけうどんを半分食べた後、卓上の冷水を少量加えて濃口つゆを割り、たっぷりの生姜とネギを加えることで、後半の重たさを完全にリセットする爽快な味変が可能です。