水槽内で1匹が穴あき病を発症した場合、飼育者が最も懸念するのが「同居している他の金魚にうつるのか」という点です。結論として、エロモナス菌自体は水中に常に存在するため空気感染のように一気に蔓延するわけではありませんが、患部から大量の菌が放出されるため二次感染のリスクは跳ね上がります。
さらに、弱った個体を他の金魚がつついて傷口を広げたり、傷口からにじみ出た体液を摂取することで感染が連鎖する恐れがあります。発症を確認した個体は、直ちに専用の治療容器へ移さなければなりません。
【失敗しない隔離の手順】
1. 治療専用の容器を用意:水換えや観察がしやすい10〜20リットル程度の小型水槽やプラスチックケース、バケツを準備します。
2. 本水槽の水と新水をブレンド:水質ショックを防ぐため、元の飼育水半分と、カルキ抜きをして水温を合わせた新水半分を混ぜて使用します。
3. 緩やかなエアレーション:水流が強すぎると体力を消耗するため、エアストーンの泡は弱めに設定します。
4. ヒーターの設置:水温を22〜25℃前後に安定させ、金魚の自己治癒力を引き出します。