オンラインの混雑を嫌い、実店舗での購入を目指す層にとっても、近年の発売日当日のハードルは決して低くありません。特に銀座店、マロニエゲート銀座店、渋谷店、新宿フラッグス店、心斎橋店といった大型旗艦店では、夜明け前から待機列が形成される事態が常態化していました。
こうした混乱を防止するため、現在のGUコラボの店舗整理券配布状況は厳格なシステム化が進んでいます。多くの超大型店舗では、商業施設の開館前(通常午前7時30分〜8時30分頃)に所定の待機場所でQRコードを読み込ませる「LINE連携型デジタル整理券」または「紙製リストバンド型整理券」が配布されます。所定の定員に達した時点で当日の一般フリー入場は完全に打ち切られ、整理券を持たない顧客は夕方以降まで入店すら叶わないケースが一般的です。
さらに注視すべきは、ファーストリテイリンググループが段階的に強化してきたGUコラボ転売対策の公式発表とその実効性です。現在導入されている代表的な施策は以下の通りです。
・購入点数制限の厳格化:「1人につき1柄・1色あたり2点まで(場合によっては1点まで)」の徹底。
・セルフレジの監視強化と有人レジ誘導:コラボ対象商品の会計時にはスタッフが目視確認を行い、同一人物によるループ会計(買い直し)を抑止。
・大手フリマプラットフォームとの連携協定:発売日前後のガイドライン違反出品に対する削除要請や、製品画像の著作権侵害取り締まり。
現場取材によると、これらの対策により組織的転売グループの店舗での大量買い占めはある程度抑制されたものの、一般個人の小遣い稼ぎによる出品や、依然として隙を突く自動購入ツールの存在が完全な根絶を阻んでいるのが現状です。