ウェブアンケートや主要SNSの投稿を分析すると、単独利用者とグループ利用者で満足度に極端な二極化が見られます。
一人旅の利用者からは、「自分では一生選ばなかったであろう地方都市に降り立ち、素晴らしい温泉や郷土料理に出会えた」「7,000マイルで旭川に飛び、そのまま大雪山へ向かう最高の週末になった」といった、偶然の出会い(セレンディピティ)を歓迎する熱量の高い投稿が目立ちます。計画へのこだわりが少なく、現地でのリカバリーが利く単身旅行者にとって、これほどコストパフォーマンスの高い仕組みはありません。
一方でトラブルが頻発しているのが、友人同士や複数家族でのグループ旅行です。大手掲示板には次のような生々しい告白が寄せられています。
「友人3人で申し込んだが、当たったのが誰も観光に興味がない街だった。宿の確保も難航し、現地での不満がすべて発案者の自分に向けられて険悪な空気になった」(30代男性・会社員)
同行者のマイルを引き落として一緒に発券する際、事前の合意形成が曖昧なまま「どこでも楽しめるだろう」と安易に突き進むと、旅の不満が人間関係の亀裂に直結します。特に小さな子どもを抱えるファミリー層では、「到着した空港からの二次交通(バスやローカル線)が極めて不便で、子どもがぐずり移動だけで疲弊した」という声もあり、旅慣れていない同行者がいる場合は細心の配慮が求められます。