だいろの湯の最大の武器であり、競合するスーパー銭湯や他所の日帰り温泉と決定的に一線を画す要素が、敷地内に湧出する3本の自家源泉です。一般的な温浴施設では1本の源泉を加水・加温・循環ろ過して各浴槽へ配湯するケースが少なくありません。しかし、ここでは泉質・温度・効能が異なる3つの源泉を掘削し、浴槽ごとに最適な状態で完全かけ流し配湯しています。
施設の主役である大露天風呂に惜しみなく注がれているのが「1号源泉」です。泉質は「含硫黄―ナトリウム―塩化物温泉」。地下数百メートルから湧き上がる湯は、空気に触れることで鮮やかなエメラルドグリーンから白濁色へと神秘的な色の変化を見せます。湯口に近づくだけで鼻腔を鋭く刺激する濃厚な硫化水素臭は、温泉ファンの間でも語り草となっており、新潟県内トップクラスの硫黄成分総量を誇ります。
一方、内湯を支える「2号源泉」と「3号源泉」は、長湯に適した絶妙な温度バランスと肌あたりの柔らかさを備えています。1号源泉でガツンと体を温めた後、やさしい湯触りの内湯でじっくりと芯まで浸かるという、施設内での「自家源泉ホッピング」が叶う贅沢さは、全国的に見ても極めて希少な環境と言えます。