ビデオリサーチが算出する最新の視聴率データにおいて、フジテレビの視聴率の現在は厳しい局面にあります。ゴールデン・プライム帯(19時〜23時)における世帯視聴率は多くの番組で5%〜7%台にとどまり、広告主が最も重視する「コア視聴率(13歳〜49歳の個人視聴率)」でも、日本テレビやTBSの後塵を拝するケースが常態化しています。
特に象徴的な枠として注目されてきたのが、平日昼の帯バラエティ番組『ぽかぽか』です。長寿番組『笑っていいとも!』『バイキング』の系譜を継ぎ、生放送ならではのハプニング性とお笑い色を前面に押し出してスタートした同番組ですが、ぽかぽかの視聴率は世帯で1%台後半から2%前後、コア視聴率でも1%台前半の推移が続いています。
現場プロデューサーの証言によると、「SNSでの切り抜き動画やTVerの見逃し配信では一定の反響があるものの、スポンサーが求めるリアルタイムの購買層リーチには届いていない」という厳しいジレンマを抱えています。かつて他局を圧倒したバラエティ制作の求心力が、リアルタイム視聴の習慣そのものが薄れた2026年のメディア環境において空回りしている構図が見て取れます。