自立と指先の洗練を重視するモンテッソーリ はさみ ワークシートや実践指導法には、家庭でも即座に応用できる論理的なアプローチが詰まっています。
ハサミを扱う際、親指を上の小さな穴に入れ、中指(または中指と薬指)を下の穴に入れます。人差し指はハサミの外側に添えて支えるのが基本姿勢です。このとき、「親指が常に上を向いていること(グーチョキパーのチョキを横に倒さない状態)」を視覚的に意識させることが大切です。親指の爪に小さな丸シールや笑顔のマークを貼り、「このマークがいつも天井を向いているように切ろうね」と声かけをすると、幼い子どもでも感覚的に理解できます。
また、作業を始める前に家庭内で徹底すべき「安全の3大約束」を設けてください。
- 約束1:ハサミを持って歩かない・立ち上がらない(必ず椅子に深く座って作業する)
- 約束2:刃先は常に机の前方を向け、人や自分に向けない
- 約束3:使い終わったらすぐにキャップをするか、トレイの上に置く
危険だからと遠ざけるのではなく、正しい扱い方と厳格なルールを最初に教え込むことこそが、子どもの安全意識と自己コントロール力を育みます。