辻岡義堂アナのキャリアにおいて最大の転換点となったのが、土曜朝の看板番組『ズームイン!!サタデー』(ズムサタ)の総合司会勇退です。彼は2015年4月から2021年3月までの丸6年間にわたり、6代目総合司会として番組の舵取りを担いました。
視聴者にとって「土曜の朝といえば義堂アナ」という認知が完全に定着していただけに、2021年春の番組卒業は強烈なインパクトを与えました。日本のテレビ視聴習慣において、長年親しまれた看板MCが交代すると、ネット掲示板やSNSでは即座に「何かのトラブルで降板させられたのではないか」「フリー転身の準備ではないか」と短絡的な憶測が飛び交う傾向があります。
さらに同時期、日本テレビからは桝太一アナウンサーが同志社大学専任研究所員(助教)への転身に伴い退社し、青木源太アナや藤井貴彦アナといった主力男性アナウンサーが次々と独立する波が押し寄せました。「日テレの顔」たちが相次いで社を去るニュースが連日報じられた結果、一般読者の記憶の中で「ズムサタ降板」と「アナウンサー大量独立」の情報が混ざり合い、「義堂アナも一緒に辞めた」という巨大な認知の歪みが生み出されたのが真相です。