一連のネット炎上は、発展途上にあった日本のeスポーツ業界全体に対して極めて重い課題を突きつけた。かつてはアングラなサークル的ノリが許容されていたゲーマー界隈も、大企業が資金を投入するプロスポーツとしての地位を確立するにつれ、極めて厳格なコンプライアンスの遵守が求められるようになったからだ。
各チームや団体は、所属選手に対するメディアリテラシー研修やハラスメント防止策を強化。「プレイヤーとしては優秀だが発言が危うい」というリスクを排除するため、プロ選手としての自覚を促す取り組みが急速に広がった。この騒動は、業界がプロフェッショナリズムを獲得するための痛みの伴う転換点だったと言えるだろう。