しのざき美知の足跡を振り返ると、彼女が残したインパクトの大きさが改めて浮き彫りになります。1980年代半ば、お笑いコンビやバラエティタレントとして頭角を現した彼女は、TBS系『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』やフジテレビ系『夕やけニャンニャン』などに出演し、体を張ったリアクションで知名度を急上昇させました。
その人気を決定づけたのが、『ものまね王座決定戦』における浅野温子のモノマネです。当時、トレンディドラマの象徴として絶大な支持を集めていた浅野温子の長いワンレンヘアを過剰にかきあげ、顔を歪めながら叫ぶパロディは、視聴率30%を超えていた同番組の名物ネタとなりました。中森明菜や工藤静香といったトップアイドルのモノマネでも独特の破壊力を発揮し、女性ものまね四天王(清水ミチコ、コロッケ、栗田貫一、ビジーフォーらによる四天王ブームと並行)に迫る人気タレントとして確固たる地位を築いたのです。