デビュー当時、大手プロダクションのサンズエンタテインメントに所属していた彼女は、金髪に明るい笑顔、そして物怖じしない物言いで脚光を浴びた。とりわけ大人気タレントであるローラを思わせる独特の口調とリアクションから「第二のローラ」と称され、芸能界へ鮮烈なデビューを果たす。
だが、その急激な露出は事務所側の戦略と本人の生真面目さが生んだ演出でもあった。期待に応えようと必死に過剰なキャラクターを演じ切ることで確固たるポジションを獲得したものの、それは同時に「自分ではない誰か」を演じ続ける終わりのないレースの始まりでもあった。