「日本で2番目に高い山に挑戦してみたい」と考える登山者は年々増えています。山梨県側の登山口である「広河原(ひろがわら)」をベースとするルートがメインアクセスとなりますが、登頂の難易度は決して低くありません。
王道とされる北岳 登山ルートは以下の2通りです。
① 白根御池(しらねおいけ)小屋経由ルート:急登が続く「草すべり」を通過する登りごたえのあるコース。途中に水場や整備された小屋があり、休憩を取りやすいメリットがあります。
② 大樺沢(おおかんばざわ)ルート:沢沿いを進むダイナミックなルート(※残雪や崩落状況により通行規制が入る場合があるため事前確認が必須)。
北岳 難易度 初心者への適性を検証すると、登山経験がまったくない完全な初心者がいきなり単独で挑むのは危険が伴います。登山口の広河原(標高約1,520m)から山頂(3,193m)までの標高差は約1,670mに達し、富士山の一般的なルート(標高差約1,000〜1,400m)よりも実質的な登行負荷が大きいからです。
初心者が挑戦する場合は、低山や中級山岳で十分な歩行トレーニングを積み、1泊2日(肩ノ小屋または北岳山荘泊)の余裕を持った行程を組むことが鉄則となります。マイカー規制期間中は芦安や奈良田からのバス・乗合タクシー移動が必須となるため、アクセス計画の綿密な下調べが成否を分けます。