山田・中島以外のメンバーについても、それぞれのキャラクターや当時のグループ事情が複雑に絡み合いながらカラーが定着していきました。その決定プロセスを深掘りすると、メンバーのパーソナリティと色彩が持つ心理的効果が見事な合致を見せていることが分かります。
知念侑李(ピンク):圧倒的愛され力と視覚的マスコット性
デビュー当初からほぼブレることなくピンクを身に付け続けている知念侑李。グループ最年少(結成時)であり、小柄で愛くるしいビジュアルとしなやかなアクロバット能力を持つ彼には、誰からも愛されるピンクが自然と割り当てられました。「ピンクを着るのが当たり前だと思っていた」と本人が語るように、自己のタレント性とカラーが最も摩擦なく融合した理想的なケースです。
有岡大貴(オレンジ):太陽のようなムードメーカー
初期には赤系や黄色系を着用することもあった有岡大貴ですが、バラエティ番組での快進撃とともにオレンジが定着しました。暖色系の中でも親しみやすさと陽気さを強く放つオレンジは、人懐っこい笑顔と周囲をリラックスさせる有岡のキャラクターに完全に合致。グループの調和を保つビタミンカラーとして機能しています。
伊野尾慧(青):建築アイドルの冷静沈着な知性とミステリアス
初期は立ち位置が後方になることも多かった伊野尾慧ですが、大学での建築学専攻や独特の脱力トークが注目を集める中で、クールな青が定着しました。青は知性と冷静さを象徴する色でありながら、伊野尾特有の掴みどころのないミステリアスな魅力を引き立てる絶妙なコントラストを生んでいます。
八乙女光(黄色):クリエイティビティと弾けるバラエティセンス
Jr.時代からユニットを牽引してきた八乙女光は、持ち前の明るさとユーモア、作詞やイラストを手掛けるクリエイティブな才能から黄色を担当。視認性が高く、ステージ上どこにいてもパッと目を引く黄色は、八乙女の突飛でユニークな存在感を的確に表現しています。
髙木雄也(紫):クールな色気と大人の包容力
高身長でワイルドな雰囲気を漂わせていた髙木雄也には、エレガンスとセクシーさを兼ね備えた紫が選ばれました。大人の落ち着きを増すにつれ、紫の持つ妖艶さと本人の温厚な性格のギャップが魅力的な深みを生み出しています。
薮宏太(黄緑)と岡本圭人(緑):大人数グループにおける緑の分化
大人数グループゆえに生じたのが「緑の重複問題」でした。最年長として全体を俯瞰する薮宏太と、穏やかで誠実な岡本圭人。2人の識別を図るため、薮が「黄緑」、岡本が「緑(深緑)」へと細分化されました。新緑の息吹を感じさせる黄緑は薮の伸びやかなハイトーンボイスとリーダーシップを、深い森を思わせる緑は岡本の包容力と実直さを美しく象徴していました。