ダイエッターが最も陥りやすい罠が、「とりあえずサラダボウル専門店やファミレスのシーザーサラダを頼めば痩せる」という思い込みです。これは外食産業における最大の盲点と言えます。
市販のシーザーサラダやコブサラダにたっぷりとかけられたクリーミー系ドレッシングは、わずか大さじ2杯で120〜150kcal・脂質13g前後に達します。これは一般的な牛丼のタレや和風つゆを遥かに超える高密度エネルギーです。さらに、クルトンやフライドオニオン、ベーコンチップといったトッピングが加わることで、ヘルシーに見える一皿が「油でコーティングされた炭水化物の塊」と化します。
また、近年流行している極端な「ゼロ糖質信仰」にも重大な落とし穴が存在します。糖質をゼロに抑えるために脂身の多いカルビやマヨネーズを無制限に摂取した結果、総摂取エネルギーが消費エネルギーを大幅にオーバーし、内臓脂肪を増やしてしまうケースです。外食において重要なのは「糖質の完全排除」ではなく、「精製された糖(白米や砂糖)の量を適切にコントロールし、良質な脂質を選ぶ」という冷静な引き算です。