近年の日用化学品・害虫駆除業界において、最も大きなイノベーションと呼ばれたのが、この空間噴霧式害虫駆除剤の登場だ。かつて生活防虫・害虫対策の主役といえば、家具にカバーを掛け、火災報知器を保護してから使用するくん煙剤だった。
その常識を打ち破ったのが、アース製薬株式会社の「おすだけノーマット」シリーズで培われた噴霧技術や、大日本除虫菊株式会社(KINCHO)が投入した「ゴキブリムエンダー」に代表される次世代プロダクトである。事前準備も不要で、煙も残らない。生活者の手間を極限まで削ぎ落としたイノベーションが、市場を一変させた。