ネット上で流布された「8.6秒バズーカーは韓国人であり、反日的なメッセージをネタに隠している」という噂。この説の根拠とされたのは、主にSNSの過去投稿や、ユニット名、ネタ内のフレーズに対する意図的な解釈だった。例えば、「8.6」は広島原爆投下日の8月6日を指し、「バズーカー」は原爆そのもの、「ラッスンゴレライ」は米軍の原爆投下命令を意味する隠語ではないかという言説である。さらに、彼らの決めポーズが広島の原爆の子の像に酷似しているといった説まで、5ちゃんねるなどの掲示板で急速に組み立てられていった。
結論から言えば、これらの説はすべて完全なファクト無根の都市伝説である。本人たちや吉本興業は幾度となくこれを公式に否定している。「8.6」の由来は、はまやねんの高校時代の50メートル走のタイム(8.6秒)であり、「バズーカー」は響きの勢いで付けられたものに過ぎない。また、「ラッスンゴレライ」もネタ作りの最中に二人がノリで生み出した無意味な言葉の羅列であったことが、のちのインタビューや告白で詳述されている。韓国との関係性についても、両者とも日本生まれ日本育ちであり、反日的な意図など微塵も存在しなかった。
しかし、一度火がついたネットの疑心暗鬼は容易には鎮火しなかった。事実関係の確認がないまま不信感だけが肥大化し、メディア露出が激減していく事態へと発展したのである。