世界遺産として名高いマチュピチュ遺跡を訪れた際、佳子内親王は雄大なアンデスの自然と古代インカ帝国の歴史に深く感銘を受けられた様子だった。朝靄の中に浮かび上がる石造りの街並みを前に、「とても壮大で素晴らしいですね」と素直な感動を口にされた光景は印象的である。
さらに訪問中、極めて重要視されたのが日系人社会との交流である。かつて過酷な環境を切り拓いてきた日系移住者の歴史に深く寄り添い、高齢の移住者やその子孫たちに優しく声をかけられた。自らのルーツと日本をつなぐ皇室の存在を間近に感じた現地の日系コミュニティには、感動の涙が広がった。