Q1:解熱剤(アセトアミノフェンなど)を飲む前には、必ず何か胃に入れるべきですか?
A1:激しい食欲不振や吐き気がある場合、無理に固形物を食べる必要はありません。病院で処方されるカロナール(アセトアミノフェン)などは胃粘膜への直接刺激が比較的少ない薬剤です。コップ1杯の水、または数口のゼリー飲料や牛乳を口にするだけで十分に服薬可能です。「胃薬がないから」「ご飯が食べられないから」と解熱剤を我慢して高熱に苦しみ続ける方が体力を大きく削られます。
Q2:一般的なスポーツドリンクと経口補水液(OS-1など)は何が違うのですか?
A2:糖分と塩分(ナトリウム)の配合比率が根本的に異なります。スポーツドリンクは運動時のエネルギー補給を主目的としているため糖分が多く、塩分濃度は低めです。一方、経口補水液は脱水症の治療を目的とした「飲む点滴」であり、小腸で最も水分吸収が速くなる黄金比率(ブドウ糖とナトリウムのバランス)で作られています。38.5℃以上の高熱で大量の汗をかいている時期は経口補水液を、平熱に戻り汗が引いた段階では飲みやすいスポーツドリンクへと使い分けるのが合理的です。
Q3:熱が下がった翌日、食欲が急に戻ってきたら普通の食事に戻してもいいですか?
A3:解熱直後の「偽の食欲」には警戒が必要です。体温が下がっても、ウイルスと戦い終えた消化器官の粘膜機能が完全に修復されるまでには解熱後48時間ほどかかります。ここで急に油っこいカレーやラーメン、揚げ物を胃袋に流し込むと、急性胃腸炎のような激しい胃痛や下痢を引き起こすリスクが高まります。解熱後1日目は「卵とじうどん」や「お粥」、2日目は「白身魚や豆腐を添えた和食」といった形で、2〜3日かけて段階的に通常食へ戻すのが最も確実です。