多くのジム利用者が前方向(通常回転)にしか漕いでいませんが、クロストレーナーの最大の利便性の一つに「ペダルを後ろ向きに回せる構造」があります。このクロストレーナー逆回転効果を活用しない手はありません。
前回転では、主に太ももの前側にある大腿四頭筋が推進力の主役となります。しかし、前回りばかりを長時間繰り返していると、前ももばかりが発達して脚が逞しく見えてしまう懸念が生じます。これに対し、後ろ向きにペダルを踏み込む「逆回転」を行うと、使われる主働筋が一気に大臀筋(お尻)とハムストリングス(太もも裏側)へとシフトします。
逆回転のフォームのコツは、かかとからペダルを引き上げるように意識し、骨盤をわずかに前傾させてお尻を後ろへ突き出すポジションを取ることです。太もも裏とお尻の境目にある筋肉が強く収縮するのを感じられるはずです。ヒップアップや脚の裏側の引き締め、セルライトの改善を狙う女性やアスリートにとって、逆回転は極めて強力なアプローチとなります。
おすすめの実践メニューは「ミックス・インターバル走法」です。例えば、前回転を5分間行った後、逆回転に切り替えて3分間行うサイクルを3セット繰り返します(計24分)。主動筋を交互に交代させることで筋肉の一方的な疲労を防ぎ、高い心拍数と運動強度を維持したまま、効率よく下半身全体の輪郭を整えることが可能になります。