高崎まつりの真骨頂は、夜の花火だけではありません。昼間から夕刻にかけて市街地を舞台に繰り広げられる伝統神事と熱狂のパレードこそ、城下町・高崎の歴史が息づく瞬間です。
なかでも街並みを揺るがすのが、高崎まつり だるま神輿の巡行です。高崎の代名詞である縁起だるまを豪快に据えた巨大な神輿を、威勢のいい掛け声とともに数百人の担ぎ手が担ぎ上げ、練り歩きます。熱気にあふれる担ぎ手たちの表情と観客の歓声が一体となる瞬間は、この祭りならではのエネルギーに満ちています。
また、市内各町内が誇る豪華絢爛な山車(だし)が一堂に会する高崎まつり 山車巡行ルートも見逃せません。高崎駅西口前通りからシンフォニーロード、慈光通り、大手前通りを巡るルートでは、巧緻な彫刻と提灯で飾られた山車同士がすれ違う際に奏でられる「叩き合い」がお囃子の競演として披露されます。夕暮れ時に提灯が灯り、宵闇の中で響き渡る太鼓と笛の音は、見る者の心を揺さぶる幽玄な風情を漂わせます。