オープントゥのサンダルやビーチサンダルを履く夏本番、ハンドネイル以上に視覚的インパクトを放つのがフットネイルである。手肌には塗りにくい鮮烈な色彩を堂々と楽しめるのが足元の特権であり、夏のフットネイル人気デザインのトレンドはハンドとは異なる進化を遂げている。
今季のフットネイルにおける絶対的エースは、ターコイズやロイヤルブルー、コバルトブルーといった深みと鮮やかさを兼ね備えたブルー系夏ネイルデザインだ。遠目から見ても肌の白さを引き立て、足元をパッと明るく見せる効果が極めて高い。ここにゴールドやコッパーのメタリックライン、あるいはシルバーのミラーパウダーを掛け合わせることで、高級リゾートを彷彿とさせるエキゾチックな洗練が完成する。
ただし、フットネイルには美しさの裏に隠された現場の深刻な課題がある。フット施術を専門とするサロン技術者は警鐘を鳴らす。
「フットはハンドに比べて爪の伸びるスピードが遅いため、2ヶ月以上放置してしまうお客様が少なくありません。しかし、夏の高温多湿な靴内環境は雑菌が繁殖しやすく、浮いたジェルと爪の間に湿気が溜まって『グリーンネイル(緑膿菌感染)』を引き起こすケースが急増します。どんなに美しくても、6週間を目安にオフまたは付け替えを行うことが鉄則です」
また、美しいフットネイルを支えるのは爪そのものだけでなく、かかとや指関節の角質ケアである。乾燥して白くひび割れたかかとでは、どれほど高価なジェルネイルを施しても魅力は半減してしまう。ネイルサロンでの本格的なフットバス角質ケアや、自宅での尿素系クリームによるナイトケアを並行することが、真の足元美人への必須条件だ。