島村嬉唄の電撃離脱を語る上で避けて通れないのが、カントリー・ガールズのプレイングマネージャーを務めていた嗣永桃子(ももち)の存在です。ハロー!プロジェクトきってのプロフェッショナル精神を持つ嗣永は、島村の天性のアイドル性を誰よりも高く評価し、トーク番組やコンサートのMCでも積極的に彼女を前面に押し出していました。
「うたちゃん」の愛称で親しまれた彼女は、カメラを向けられると照れて顔を赤らめるようなピュアさを持ち、計算のない初々しさがバラエティ番組でも爆発的な人気を博しました。まさに「平成最後の奇跡の美少女」と称されるほどの熱狂を生み出していた最中での脱退劇は、ファンのみならず、誰よりも間近で彼女を育てていた嗣永桃子自身にも計り知れない衝撃を与えました。嗣永は当時、ブログやイベントで気丈に振る舞いながらも、悔しさと無念さを滲ませていた姿が現場の記者たちの間でも深く記憶されています。