ブレイクの決定的な引き金を引いたのは、言わずと知れた日本テレビ系『ぐるナイ おもしろ荘』での鮮烈な優勝だった。無名に近い若手芸人が一夜にしてスターダムへと駆け上がる登竜門で、彼らが見せつけたのは理屈抜きのエネルギーだ。耳に残るリズムネタと予測不能な動きの連続。子どもから大人までが一瞬で真似したくなるシンプルな構造でありながら、計算し尽くされた間合いの妙があった。
当時を振り返る番組プロデューサーは「出オチで終わらない爆発力があった」と証言する。お笑い界においてリズムネタは諸刃の剣とされることが多い。瞬発力で脚光を浴びる反面、飽きられるスピードも凄まじいからだ。しかし彼らは、その強烈なフックを武器にしながらも、トーク番組やロケ企画へと果敢に活動領域を広げていった。