作品のフォーマットにおいても、これまでにない革新的な手法が導入されている。単なるフィクションの枠にとどまらず、精密な歴史考証と実際の証言に基づく歴史ドキュメンタリーの手法を取り入れた全8話の大型ドラマシリーズとして構成されているのだ。
焦土からの復興と平和への祈りを象徴する広島の記憶と、現代の政治・経済の中心地として目まぐるしく変化する東京の喧騒。この二つの空間を重層的に交錯させることで、視聴者はまるで時空を超えて歴史の渦中に身を置くかのような感覚を味わうことになる。事実に裏打ちされた重厚なリアリティと、極上のドラマ性が奇跡的なバランスで融合している点が見逃せない。