クリスマスツリーの木は何が正解?モミの木の理由と生木の選び方・手入れ

クリスマスツリーの木は何が正解?モミの木の理由と生木の選び方・手入れ

クリスマスツリーの木は何が正解?モミの木の理由と生木の選び方・手入れに関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。今すぐチェックことができます。

一口に「クリスマスツリーの木」といっても、植物分類上はいくつかの異なる針葉樹が活用されています。地域や文化、流通形態によって選ばれる品種は異なり、それぞれに特有の樹形や香り、葉の質感を持っています。

日本国内で流通するクリスマスツリー本物の木として代表的な品種と、観賞用コニファーの特徴を整理しました。

1. モミの木(アビエス属)
日本で最も親しまれている王道の樹種です。国内に自生する「ウラジロモミ」や、北海道に多く見られる「トドマツ」などが主に切り枝や鉢植えとして出荷されます。葉の裏側が銀白色を帯びており、光の当たり方で幻想的な輝きを放つ点が特徴です。葉の先端が柔らかく、小さな子どもがいる家庭でも安心して飾り付けが楽しめます。

2. ドイツトウヒ(オウシュウトウヒ/ピセア属)
ヨーロッパにおいて「クリスマスの本命」として圧倒的なシェアを誇るのがドイツトウヒです。北欧の童話や絵本に描かれるツリーの多くはこの樹種をモデルにしています。深いエメラルドグリーンの葉と、枝先がやや下垂する重厚感ある佇まいが魅力です。葉に触れると爽やかな柑橘類に似た樹脂の香りが立ち込める一方、葉先がやや硬くチクチクするため、取り扱いには軍手があると重宝します。

3. ゴールドクレストをはじめとするコニファー人気品種
園芸店やホームセンターの店頭で手頃な卓上サイズとして定着しているのが、モントレーイトスギの園芸品種である「ゴールドクレスト」です。明るいライムグリーンの葉色と円錐形の整ったシルエット、手頃な価格帯が支持を集めています。そのほか、銀青色の美しい葉を持つ「ブルーアイス」や「レイランディ」など、庭木としても楽しめるコニファー類が省スペースな室内ツリーとして定着しています。

なお、風景写真の聖地として知られる北海道の「美瑛クリスマスツリーの木」は、一面の雪原に一本だけ自生する姿からその愛称で呼ばれていますが、植物学的にはヨーロッパトウヒの仲間であり、キリスト教の儀礼とは直接の関係を持たない自然の造形美です。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。