地域住民が投稿するSNS、Googleマップの口コミ、医療情報ポータルの書き込みを分析すると、高評価を得ている皮膚科と低評価に甘んじるクリニックとの間には、診療技術以外の部分で決定的な差が見えてきます。
実際に西区内の人気皮膚科へ通院している患者へのヒアリング取材では、次のような具体的な実態が語られました。
「西神中央駅近くの皮膚科に通っていますが、先生は患部を数秒見るだけで終わらせず、ダーモスコピー(特殊な拡大鏡)でしっかり病変を確認してモニターで見せながら説明してくれました。ネットの口コミには『待ち時間が長すぎる』という不満が書かれていましたが、当日朝にWEB受付を済ませて順番が近づいたら向かうようにすれば、院内での待機時間は20分程度。使い方次第だと感じています」(30代女性・会社員)
「伊川谷のクリニックで息子の小児アトピーを診てもらっています。女医の先生が在籍していて、子どもがぐずっても優しく声をかけてくれるので安心感が段違いです。何より、ステロイド軟膏に対する不安に対して『なぜ今この強さが必要なのか』『どう改善したら段階的に薬を弱くしていくか』の工程表を紙で渡してくれたのが、親として救われました」(40代女性・主婦)
ネット上の声を集約すると、評価が分かれる最大の要因は「医師の診察スピードに対する患者側の受け止め方」にあります。皮膚科は視診(見て判断する診断)が診療の根幹をなすため、経験豊富な熟練医ほど患部を数十秒確認しただけで確定診断を下すことができます。しかし、患者側が「じっくり話を聞いてほしい」と期待している場合、その手際の良さが「冷たい」「診察が短すぎる」という悪評へと転換してしまうケースが多発しています。高い支持を集め続ける名医は、短い診察時間の中でも要点を的確に言語化し、患者の不安を解消するコミュニケーション能力に長けていることが分かります。