「犬アレルギーがあるけれど、毛が抜けない犬なら飼える」と考えている方は少なくありません。しかし、医療・獣医学の観点から見ると、これは部分的な誤解を含んでいます。
犬アレルギーを引き起こすアレルゲンの主たる正体は、毛そのものではなく、皮膚から剥がれ落ちる「フケ(角質)」や「唾液」「尿」に含まれるタンパク質(Can f 1など)です。毛が抜けない犬種は、フケが毛に付着して空気中に飛散しにくいためアレルギー症状が出にくい傾向はあるものの、アレルゲン自体の産生がゼロになるわけではありません。
効果的な犬アレルギー対策としては、以下の3点を徹底することが推奨されます。
・週1〜2回のブラッシングと月1〜2回の定期シャンプーでフケを洗い流す
・高性能HEPAフィルター搭載の空気清浄機をリビングと寝室に常時稼働させる
・愛犬を寝室に入れないルールを作り、睡眠中のアレルゲン吸入を防ぐ