オープンキャンパスや部活動体験会で注目されるのが、鵬翔高校サッカー部セレクションの実態です。関東や関西のメガスクールでは、ジュニアユースの有力選手を全国からかき集め、セレクション不合格者は入部すら認めないというシビアなスクリーニングを行うケースが増加しています。しかし、鵬翔のアプローチは対照的です。
スカウティングによる推薦生をチームの軸に据えつつも、練習会や一般入試を通じて「この環境で泥臭く這い上がりたい」と願う意欲的な選手にも門戸を開放しています。実際に、中学時代は無名だった選手が、3年次にはチームを背負う主力に成長する事例が歴代何度も見られました。この「伸びしろを信じる指導姿勢」こそが、保護者コミュニティにおいて鵬翔高校サッカー部の評判が極めて堅調である理由です。
また、鵬翔高校サッカー部寮での共同生活は、部員の人間的成熟において決定的な役割を果たしています。親元を離れて自活し、日々の清掃、食事の管理、洗濯、礼儀作法を徹底する日々は、単なるフットボーラーの枠を超えた「社会で生き抜く強さ」を育みます。OBへの聞き取りでも、「高校3年間の寮生活で培った我慢強さと人間関係の構築力こそが、社会人になった今も最大の武器になっている」という実感が異口同音に語られます。過度な商業化に走らず、実直な人間教育を土台としている点が、現場目線で確認できる最大の強みです。