腎臓の主要な役割は、血液をろ過して老廃物や余分な水分・塩分を尿として体外に排泄することです。腎機能が著しく低下すると、水分とナトリウムのバランスが崩れ、血管外の細胞間隙に水が溢れ出します。
特に注意したい疾患が「ネフローゼ症候群」です。大量のタンパクが尿中に漏れ出すことで血液中のタンパク質(アルブミン)濃度が低下し、血管内に水分を引き留める力(膠質浸透圧)が急落します。その結果、血管から水分が周囲の組織へと大量に逃げ出し、短期間で激しい全身浮腫を引き起こします。健康診断で「尿タンパク陽性」を指摘された経験がある方は、足の異変に特に敏感であるべきです。