便潜血1回目陽性2回目陰性は平気?放置厳禁の真相と大腸がん確率

便潜血1回目陽性2回目陰性は平気?放置厳禁の真相と大腸がん確率

便潜血1回目陽性2回目陰性は平気?放置厳禁の真相と大腸がん確率の詳細について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

ネット上のコミュニティやSNS、知恵袋などの投稿を分析すると、要精密検査の通知を受け取りながらも受診をためらう人々の心理には、共通した「自己防衛のパターン」が見て取れる。

「1回目だけ陽性だったけれど、普段からお腹の調子もいいし、痛みも全くない」「大腸カメラは下剤を2リットルも飲まされるし、痛くて恥ずかしいと聞いた」「仕事が繁忙期で休めないから、来年の健診でもう一度陽性が出たら考えよう」——こうした声は枚挙にいとまがない。

人間には、自分にとって都合の悪い脅威の情報を無意識に過小評価し、「自分だけは大丈夫だろう」と思い込もうとする正常性バイアス(Normalcy Bias)や、見たくない現実から目を背ける「ダチョウ効果(Ostrich Effect)」が備わっている。2回目の「陰性」という文字は、受診を先延ばしにしたい人々にとって、まさに格好の言い訳(認知的不協和の解消材料)として消費されてしまう。

ある消化器内科の専門医は、臨床の現場で起きた悲劇について次のように証言している。『「1回だけプラスだったけれど痛くも痒くもなかったから、2年間放置していた」と語る患者さんが、体重減少と激しい腹痛で来院された時には、すでに腸閉塞を起こしかけたステージIVの進行大腸がんだったケースが実際にある。便潜血で陽性が出た時点なら、内視鏡で日帰り切除できるポリープか、ごく初期の粘膜内がんで済んでいたはずだった』。この証言が物語る通り、無症状であることこそが早期大腸がんの通常運転であり、「自覚症状がないから平気」という論理は医学的に完全に破綻している。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。