大手音楽配信サービスのデータを覗くと、特定の失恋ソングや再会を願う楽曲の再生数が顕著に跳ね上がる時間帯がある。それが午前1時から3時にかけての「深夜帯」だ。
日中の忙しさから解放され、静まり返った部屋で一人スマートフォンに向き合う時間。孤独感がピークに達するこの時間帯に、人々は無意識に心を癒やすメロディを探し求める。そして、思わずSNSのダイレクトメッセージを作成してしまう。ある20代女性は取材にこう語った。「夜中にその曲を聴いていたら急に涙が出てきて、気づいたら『元気にしてる?』って送信ボタンを押してました。翌朝、彼から『俺もその曲最近聴いてた』って返信が来た時は鳥肌が立ちました。」