本フェス最大の呼び水となっていたのが、所属の垣根組み替えたBMSGフェス限定シャッフルユニットのステージです。毎年恒例のチーム分けバトルとは趣を変え、2026年は「音楽的ルーツの共有」をテーマにしたユニット編成が組まれました。
特に客席の度肝を抜いたのが、BE:FIRSTのJUNON、MAZZELのTAKUTO、そして新星STARGLOWのボーカリストによるアコースティック主体のボーカルセッションです。派手なダンスを封印し、剥き出しの歌声だけで勝負したバラードでは、個々の声質が持つ倍音が見事に溶け合い、野外の夜空へと吸い込まれていきました。現場にいた音楽プロデューサー関係者も「グループの看板を脱ぎ捨て、一人の表現者として共鸣し合っている」と惜しみない賛辞を送っていました。
また、レーベルの牽引役であるSKY-HIコラボ曲詳細まとめとしても、今回のステージは特筆すべきマイルストーンとなりました。SKY-HIが自身の代名詞的ナンバー『To The First』を歌い出すと、ステージ袖から次々とメンバーが合流。最後には2026年に正式デビューを飾ったSTARGLOWのメンバーを中央に呼び寄せ、肩を抱き寄せながらマイクをパスする場面がありました。
「才能を殺さないために作ったこの場所で、お前たちが新しい時代を作れ」——SKY-HIが絞り出すように放ったこの言葉は、単なるプロデューサーと所属アーティストの関係性を超え、音楽の魂を次世代へと手渡す厳粛な継承の儀式そのものでした。