初冬の「早生(わせ)みかん」から始まり、年明けの「青島(あおしま)みかん」、そして春先の「木成り完熟」まで、時期によって全く異なる表情を見せるのも魅力だ。
11月から12月にかけて出荷される早生品種は、フレッシュな香りとジューシーな果汁が際立つ。一方、年末から出荷が本格化する青島みかんは、木から収穫した後に専用の貯蔵庫で一定期間寝かせる「貯蔵熟成」の工程を経る。この熟成期間によって酸味が丸みを帯び、コクとまろやかさが劇的に増すのだ。3月に入ると、樹上で極限まで完熟させたプレミアムな果実が登場し、柑橘ファンの舌を唸らせ続ける。