ネット上の掲示板やSNSでは、「昼間からライトをつけっぱなしにしてバッテリーが上がらないのか」「オルタネーター(発電機)に余計な負荷がかかって燃費が落ちるのでは」といった懸念が散見されます。自動車整備工場やディーラーの現場を取材すると、プロのメカニックたちはこうした懸念を一蹴します。
都内の輸入車・国産車併売ディーラーに勤務する一級自動車整備士は次のように証言します。
「昔のハロゲンバルブ時代であれば、片側55W、両側で110W以上の電力を消費していたため、昼間点灯によるバッテリーやオルタネーターへの負担を気にする声も理解できました。しかし、現在のデイライトは100%が高効率な車載LEDユニットで構成されています。消費電力は左右合計してもわずか10W〜20W程度。これはスマートフォンを車内USBで急速充電している電力と大差ありません。バッテリー上がりや燃費への悪影響は、実用上完全にゼロと言ってよいレベルです」
一般ドライバーの間でも、意識の変化が如実に表れています。大手クチコミサイトやオーナーコミュニティの声を調査すると、導入初期に見られた「気恥ずかしい」「対向車に睨まれる気がする」といったネガティブな反応は2024年以降急速に沈静化。「路地から出てくる自転車の飛び出しが減った」「右折待ちの対向車が無理に突っ込んでこなくなった」という自衛手段としての有効性を実感する肯定的な意見が8割以上を占めるようになっています。